WiMAXサービスの真実:知っておくべき基本情報
「〇〇 WiMAX」という名前のWiFiサービスを目にしたことはありませんか?
実は、これらのサービスには意外な共通点があります。
WiMAXの基本:同じ通信回線、同じ品質
- 通信品質は同じ: すべての「WiMAX」サービスは同じ通信回線を使用
- 速度: どのプロバイダを選んでも変わらない
- 繋がりやすさ: プロバイダ間で差はない
プロバイダの違い:料金とキャンペーン
WiMAXサービス間で本当に異なるのは以下の2点です:
- 月額料金: プロバイダごとに設定が異なる
- キャッシュバックキャンペーン: 金額や条件が会社によって様々
- WiMAXの違いは料金だけ。
回線・速度・端末は全て同じ
- WiMAX20社のうちおすすめは
「カシモWiMAX」 - キャッシュバック重視は
「GMOとくとくBB」がおすすめ
この記事の目的:最適なWiMAXプロバイダの選び方
本記事では、以下の内容を詳しく解説します:
- WiMAXプロバイダ20社の詳細比較
- 契約前に確認すべきポイント
- おすすめWiMAXプロバイダのランキング
あなたに最適なWiMAXプロバイダを見つけるお手伝いをします。
料金やキャンペーンを徹底比較し、賢い選択をサポートします。
WiMAXとは?基礎から理解しよう
WiMAX(ワイマックス)は、高速モバイルインターネット接続サービスです。「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略で、日本では2009年からサービスが開始されました。
WiMAXの特徴
- 工事不要で即日利用可能
- データ通信量が実質無制限
- 最大4.2Gbpsの高速通信
- au基地局も利用可能で広範囲をカバー
WiMAXの仕組み
WiMAXは電波を使ってインターネットに接続します。
専用のルーター(端末)を介して、スマートフォンやパソコンなどをWi-Fi接続することで利用できます。
WiMAXのメリットとデメリット
WiMAXのメリット
高速通信
・WiMAX:下り最大40Mbps
・WiMAX 2+:下り最大440Mbps(一部で558Mbps)
・WiMAX 2+/4G LTE:下り最大1.2Gbps
・WiMAX +5G:下り最大2.7Gbps
上記は理論的な数値ではありますが、一般的な光回線の通信速度が下り最大1Gbpsであることを考えても十分な速度といえます。
- 下り最大4.2Gbpsの高速通信が可能
- 動画視聴やオンラインゲームも快適に楽しめる
データ通信量が実質無制限
WiMAXは月間のデータ通信量に上限がありません。
WiMAXの特徴
・月間のデータ通信量に上限なし
・以前あった「3日で15GB」の制限は撤廃
・現在は「混雑時に速度制限の可能性あり」という緩やかな制限
LTE(docomo・au・ソフトバンク)の特徴
・月間のデータ通信量に明確な上限あり(例:3GB、5GBなど)
・上限超過後は大幅な速度制限(最大128kbps)
- 月間の通信制限がない
- 大容量データのやり取りも心配なし
工事不要ですぐに使える
WiMAXは、光回線のような開通工事が不要です。端末が手元に届けば、特に設定などの必要もなくすぐにネット接続を利用できます。端末はお申し込みから数日で手元に届くためインターネット回線をスピーディに用意できます。
光回線の場合は開通工事が必要で、申し込みから開通まで2週間~2ヶ月ほどかかるのが一般的です。引越し先ですぐにネットを使用したい場合や、
自分の一存では開通工事が難しい場合などには不便に感じることもあるかもしれません。
その点、WiMAXなら申し込むだけで気軽に自分専用のインターネット回線を用意できるのがメリットです
- 申し込みから最短翌日に利用可能
- 引っ越し時も手続きだけで継続利用可能
・屋内外で利用可能
- 自宅でも外出先でも同じ環境で利用可能
- モバイルルーターとホームルーターの2種類から選択可能
・au/UQモバイルとのセット割引
- スマートフォン料金が最大1,100円/月割引
- 通信費の節約が可能
WiMAXのデメリット(と対処法)
山間部や離島などでは利用できない場合がある
- 対処法:事前にエリア確認を行う。必要に応じて他の通信手段も検討する
建物の構造によっては電波が届きにくい
- 対処法:ルーターの設置場所を工夫する。必要に応じて中継機を利用する
混雑時に通信速度が低下する可能性
- 対処法:利用時間帯をずらす。深夜や早朝など比較的空いている時間を活用する
光回線と比べると速度が劣る
- 対処法:高速通信が必須の場合は、光回線の導入も検討する
月額料金が他のモバイルWi-Fiより高め
- 対処法:長期利用割引やキャンペーンを活用する。複数のプロバイダを比較検討する
WiMAXの選び方:失敗しないためのポイント
名前に「WiMAX」と付くWiFiサービスは、「WiMAXプロバイダ」と呼ばれます。
WiMAXプロバイダの共通点もある
WiMAXプロバイダを比較する前に、
どのプロバイダを選んでも変わらないことを確認していきましょう。
WiMAXプロバイダの共通点
- 料金プラン:ギガ放題プラス
- データ容量:実質無制限
- 通信速度・回線:UQ WiMAXと同じ
- 対応エリア:UQ WiMAXと同じ
WiMAXを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
月額料金
- 初期費用や端末代も含めた総額でプロバイダを比較
- キャンペーン適用後の料金にも注目
支払い方法
WiMAXの支払い方法は、基本的にクレジットカードのみです。
口座振替やデビットカードでの支払いに対応しているプロバイダは、多くありません。
口座振替対応
・UQ WiMAX
・BIGLOBE WiMAX
・Broad WiMAX
デビットカード対応
・UQ WiMAX
通信速度
- 5G対応端末を選択すると高速通信が可能
- ただし、エリアによっては4G/LTE接続になる場合も
契約期間と解約金
- 長期契約で料金が安くなる場合が多い
- 解約金の有無と金額を確認
サポート体制
- 24時間対応のサポートがあるか
- 故障時の対応や保証内容を確認
端末の種類
- モバイルルーターかホームルーターか
- バッテリー容量や同時接続台数をチェック
届くまでの日数
WiMAXは、ルーターが届いたその日から使えることが特徴の1つとして挙げられます。
しかし、届くまでの日数はプロバイダによって異なるので、
なるべく早く使い始めたいという場合は事前に確認しましょう。
WiMAX プロバイダ | 届くまでの 最短日数 |
---|---|
カシモWiMAX | 翌日 |
GMOとくとくBB WiMAX | 翌日 |
BIGLOBE WiMAX | 2日 |
Vision WiMAX | 翌日 |
縛られないWiFi | 翌日 |
5G CONNECT | 翌日 |
---|---|
DTI WiMAX | 3日 |
Broad WiMAX | 翌日 |
ASAHIネット WiMAX | 3日 |
J:COM WiMAX | 1週間前後 |
ヨドバシカメラ WiMAX | 翌日 |
UQ WiMAX | 2日 |
DIS mobile WiMAX | 記載なし |
Tikiモバイル WiMAX | 1週間 |
エディオンネット WiMAX | 記載なし |
KT WiMAX | 記載なし |
BIC WiMAX | 記載なし |
Yamada Air Mobile | 記載なし |
hi-ho WiMAX | 5日 |
au | 2日 |
申し込みのタイミングやお住まいの地域によってはもう少しかかる可能性があります。あくまでも目安としてお考えください。
おすすめWiMAXプロバイダ20社比較
ここでは、主要なWiMAXプロバイダを比較してみましょう。
人気WiMAXプロバイダ20社の、月額料金・端末代金・キャンペーンを比較しました。公平に比較するため、実質月額料金で比較しています。
実質月額料金とは、(月額料金+端末代金)- 割引=総額料金とし、総額を契約月で割った1ヵ月あたりの料金のことです。本記事では利用期間を36ヵ月間として計算しています。
(1~12ヶ月目)
4,378円(13~36ヶ月目)
5,148円(37ヶ月目~)
(乗換時)
WiMAX プロバイダ | 実質月額料金 (税込) | 月額料金 (税込) | 端末代金 (税込) | キャッシュバック | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
5G CONNECT | 5,250円 | 5,250円 | 無料レンタル | – | |
DTI WiMAX | 4,531円 | 1~13ヵ月目:3,410円 14~37ヵ月目:3,960円 38ヵ月目以降:4,730円 | 27,720円 | – | |
J:COM WiMAX | 4,885円 | 初月:無料 1~12ヵ月目:4,268円 14ヵ月目以降:4,950円 | 27,720円 →10,780円 | – | |
ASAHIネット WiMAX | 4,889円 | 初月のみ:0円 2~12ヵ月目:2,728円 13ヵ月目以降:4,928円 | 27,720円 | – | |
ヨドバシカメラ WiMAX | 4,585円 | 初月:0円 1~13ヵ月目:4,268円 14ヵ月目以降:4,950円 | 27,720円 →0円 | – | |
UQ WiMAX | 4,891円 | 1~13ヵ月目:4,268円 14ヵ月目以降:4,950円 | 27,720円 →6,732円 | – | |
DIS mobile WiMAX | 5,206円 | 1~13ヵ月目:4,268円 14ヵ月目以降:4,950円 | 27,720円 | – | |
Tikiモバイル WiMAX | 5,388円 | 1~13ヵ月目:4,268円 14ヵ月目以降:4,950円 | 27,720円 →19,140円 | – | |
エディオンネット WiMAX | 5,474円 | 4,950円 | 27,720円 | – | |
KT WiMAX | 5,474円 | 1~13ヵ月目:4,268円 14ヵ月目以降:4,950円 | 27,720円 | – | |
BIC WiMAX | 5,474円 | 1~13ヵ月目:4,268円 14ヵ月目以降:4,950円 | 27,720円 | – | |
Yamada Air Mobile | 5,474円 | 1~13ヵ月目:4,268円 14ヵ月目以降:4,950円 | 27,720円 | – | |
hi-ho WiMAX | 5,482円 | 1~12ヵ月目:4,257円 13ヵ月目以降:4,939円 | 27,720円 | – | |
au WiMAX | 5,724円 | 1~13ヵ月目:4,908円 14ヵ月目以降:5,458円 | 27,720円 →16,720円 | – |
おすすめ6社の紹介

GMOとくとくBB WiMAX
- 高額キャッシュバック(最大47,720円相当おトク!)が魅力
- 端末代金実質0円!
- auスマートバリュー対応
- 月額料金:4,807円(税込)~

カシモWiMAX
- シンプルな料金プラン
- 端末代金実質0円!
- 月額料金:4,818円(税込)~

BIGLOBE WiMAX
- クレジットカード不要で契約可能
- 最初の2年間は月額料金割引あり
- 実質月額料金:4,598円円(税込)~

Vision WiMAX
- UQコミュニケーションズが提供する公式サービス
- 安定した通信品質と充実したサポート
- 実質月額料金:5,471円円(税込)~

PLAIO WiMAX
- UQコミュニケーションズが提供する公式サービス
- 安定した通信品質と充実したサポート
- 月額料金:4,730円(税込)~

縛りなしWiFi
- 契約期間の縛りなし
- 解約金0円
- 月額料金:4,620円(税込)~
各プロバイダの特徴を把握し、自分のニーズに合ったサービスを選びましょう。
WiMAXの利用開始までの流れ
- プロバイダの選択と申し込み
- 契約書類の記入と返送(オンライン契約の場合は不要)
- 端末の受け取り
- SIMカードの挿入と初期設定
- Wi-Fi接続して利用開始
WiMAX機種種類
モバイルルーター | ホームルーター | |
端末 | ![]() | ![]() |
---|---|---|
下り最大速度 | 3.9Gbps | 4.2Gbps |
持ち運び | ◯ | △ コンセントが必須 |
速度 | ◯ | ◯ |
安定性 | ◯ | ◯ |
大人数での使用 | △ | ◯ |
結論として、自宅メインで使う場合はホームルーター、それ以外はモバイルルーターがおすすめです。
- WiMAXモバイルルーター:
- 手軽に持ち運び可能
- 外出先でも使用可能
- スマホのデータ通信料を節約
- WiMAXホームルーター:
- コンセントがあれば自宅以外でも使用可能
- 持ち運びはモバイルルーターに劣る
- 自宅で安定したネット回線を利用したい方に最適
- 同時に無線接続できる台数が多く、家族全員での利用に向いている
ホームルーターの方が通信速度が安定しやすいが、大人数で使わない限り速度や安定性に大きな違いはない。
WiMAX利用時の注意点とトラブル対処法
通信速度が遅い
- 対処法:電波状況の良い場所に移動する。ルーターの再起動を試みる
圏外になる
- 対処法:エリア確認を行う。プラスエリアモードの利用を検討する
バッテリーの消耗が早い
- 対処法:省電力設定を活用する。モバイルバッテリーを併用する
接続が不安定
- 対処法:ファームウェアの更新を確認する。電波干渉の少ない場所で使用する
セキュリティ対策
- 対処法:パスワードの定期変更。公衆Wi-Fiでの利用時はVPNを活用する
WiMAXの将来性と5Gへの対応
WiMAXは今後も進化を続け、5G技術の普及に伴いさらなる高速化が期待されています。現在のWiMAX+5Gサービスは、従来の4G LTEと5Gの特徴を組み合わせたハイブリッドな通信方式を採用しています。
将来的には、より広範囲で真の5G通信が利用可能になると予想されます。これにより、さらなる高速化と低遅延が実現し、AR/VRやIoTなど新たな技術との親和性も高まるでしょう。
まとめ:WiMAXは誰におすすめ?
WiMAXは以下のような方におすすめです:
- すぐにインターネット環境が必要な方
- 外出先でも高速通信を利用したい方
- 大容量のデータ通信を行う方
- 光回線の工事ができない、または待てない方
- auやUQモバイルのスマートフォンを利用している方
一方で、以下のような方には別の選択肢も検討する価値があります:
- 常に超高速の通信が必要な方(→光回線)
- 月間のデータ使用量が少ない方(→格安SIM)
- 山間部や離島など、圏外エリアでの利用が多い方(→衛星インターネット)
Q&A『WiMAXに関する』
Q1: WiMAXは海外でも使えますか?
A1: WiMAXは基本的に日本国内での利用を前提としています。海外では使用できません。海外でのインターネット利用には、国際ローミングサービスやポケットWi-Fiのレンタルをおすすめします。
Q2: WiMAXの最新端末と古い端末では何が違いますか?
A2: 最新端末は5G対応で通信速度が大幅に向上しています。また、バッテリー容量の増加や同時接続台数の増加など、性能面での進化も見られます。古い端末でも基本的な利用には問題ありませんが、最新の高速通信を活用したい場合は新しい端末を選択するのがおすすめです。
Q3: WiMAXでテレビ会議は快適にできますか?
A3: はい、WiMAXでもテレビ会議は快適に行えます。一般的なテレビ会議システムの推奨速度は1〜2Mbps程度ですが、WiMAXは平均して10Mbps以上の速度が出るため、十分に対応可能です。ただし、電波状況の悪い場所では接続が不安定になる可能性もあるため、重要な会議の前には通信環境のテストをおすすめします。
以上、WiMAXについての詳細な解説でした。この情報を参考に、あなたに最適なWiMAXサービスを選んでいただければ幸いです。インターネット環境でお困りの際は、ぜひ専門家にご相談ください。
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